初フルマラソン完走記〜第7話〜
っということで14kmぐらいまでは調子よく走れていたんですが、15kmを過ぎたあたりから第6話でご紹介した赤いオサーンに少しずつ離されてしまったんです。赤いオサーン、さてはペースを上げてきたな…っと思ったらぼくのペースが落ちていました。
ゆるゆるっと上り坂が続いていて1km7分半ぐらいにまで落ちていたのはわかっていたんですが、ここでガッパになるのも危険な気がしたのでとりあえずそのまま無理せず行こうと。。。もう赤いオサーンは見えなくなってました。
まだ42,195Kmの3分の1しか走っていないのにこれで大丈夫なのか少し不安になりながらも、スタート前のQちゃんがご挨拶で折り返し地点までは上りが続くのであまり飛ばし過ぎないほうがいいと言っていたのを思い出し、言う通りにしました。大澤の場合飛ばし過ぎるとかそんなレベルじゃないんですがw
そしてその折り返し地点のちょっと手前にQちゃん登場!
ハイタッチでパワー注入!Qちゃん可愛いなぁ。結婚してくれんかなぁ。
と考えながら折り返し地点を目指していると途中のエイドでおにぎり発見。もう2時間以上も走っているのでそろそろお腹も減っているんですがなぜか食欲がなく食べれそうにない。とりあえずプチトマトを2個口に放り込み折り返し地点無事クリア。
しばらくすると折り返し前の同級生のせっさんの姿発見。
余裕の笑顔とハイタッチですれ違ったけどその20~30m後方に6時間ペースランナーが迫っているではないですか。「志村ぁ後ろ!後ろ!」じゃないけど「おい、せっさん後ろ!後ろ!」と心で叫んで先を急ぐ。
それからしばらく立山連峰に抱かれて黒部川沿いを快走です。
この辺りはランナーズハイってヤツなんですかね?体が軽く感じて、このままのペースで行けば30km過ぎてギアを上げた大澤がその辺のランナーをごぼう抜きするイメージが消しても消しても浮かび上がって来て大変でした。その軽い勘違い野郎の頭の中では爆風スランプの“ランナー”が爆音でループ再生してしよわったもんです。。。
ではごきげんようw
マラソンに挑戦する会
ちゃべちゃべと9月20日のマラソンに挑戦する会30kmにエントリーしました。シルバーウィークの真っ最中にどんながいや?って感じですけど半日ぐらいならおってもおらんでも大して影響ないっぽいので。。。さーせん。
初フルマラソン完走記〜第6話〜
いよいよ人生初の挑戦の始まりです。
スタートエリアは約5,000人の参加者でごった返しています。ここではエントリー時に自主申告したタイムごと、A〜Kのブロックに分けられており、当然ぼくは一番遅いKからのスタート。スタートの位置を示すアーチははるか遠く、その付近のステージ上でゲストのQちゃんや招待選手の公務員ランナー川内優輝選手がご挨拶されていました。
さすがにちょっと緊張してきた。。。念のためにもう一回厠に行ってひと搾りしてこようかと思ったけど、そうこうしているうちに「スタート1分前です」のアナウンス。行かれんかった、あぁいよいよ始まる。ドキドキする。そしてスタートの号砲!といっても約5,000人のランナーがアーチを通過するまでにおよそ10分ほどかかるのでその間に10kmの部に出走の近江町市場陸上部の仲間が見送ってくれて笑顔で「行ってくっちゃぁ」と富山っぽく出発!
頭の中で「キロ7分キロ7分」を繰り返しながら走るんですが、気が付けば周りにつられて6分30秒で走ってしまう大澤。「ダメダメつぶれっぞ」とつぶやきながらなんとか1km7分をキープ。途中ちょうど同じペースで走るランナーを発見。体型もぼくと同じぐらいで年齢も似たような感じ。ビギナーのぼくが言うのもなんですが綺麗な走り方と言うかちょっとこなれた感じで走るランナーで「よしこのオサーンにつんだって行こう!」と決め、赤いTシャツのオサーンを勝手に大澤のペースランナーになってもらいました。うまい具合にこの赤いオサーンはきちんと1km7分で刻んでくれるので心の中で「オサーンお前と一緒にゴールすっぞ」ってもはやペースランナーどころか親友に格上げですわ。
そして何より心温まる沿道の声援とおもてなしは今思い出しても嬉しかったっす!
じいちゃんばあちゃんが孫と一緒に旗を振ってくれてたり、自分の母親ぐらいのおばちゃんが「ようこそ黒部ぇ〜」って声を張り上げてたり、
中学校の前では吹奏楽部の演奏に合わせて体育会系の部活のヤツらがポンポンを持って踊ってくれてたり
「お前らどんだけ歓迎してくれらんや」ってそろそろ50歳のオサーンは涙もろくいちいちうるっとしながら黒部の良さを感じながら14~15kmまで快走?ちうw
まぁ14kmぐらいまでなら誰でも朝飯前ですわねw
この続きは第7話で…