悲しいこと

去年のいつ頃からか定かではありませんが週に何度か買い物に来てくれるおじいちゃんがいます。
そのおじいちゃんは毎回決まって缶ビールを5本を買って行ってくれるんですが、交わす言葉は必ず「ビール5本・・・」のみです。

実は先月からそのおじいちゃんが買い物をしてくれる度に商品代金と別に5千円札とか1万円札を我々に受け取ってくれと言ってくるようになってきたんです・・・。
必要以上のお金を受け取るわけにはいかないし、もちろん一度も受け取る事はなかったんですが、今日のお昼前に来店されたそのおじいちゃんが「ビール5本・・・、この前渡してあるお金あるやろ?それでこれ買うから」と。。。

・・・・・おそらく痴呆の症状で部分的に自分が何をしているか何を言っているかわからなくなっているのだと思います。
これまでの会話のやり取りや経緯を説明するのですがおじいちゃんは「あんたらはもう信用できん」「あんたらのその根性が気に入らん」「もう二度とこの店で買いもんはせん!」と寂しそうで残念そうな顔で何回も言うわけです。

悲しいです・・・


                                       @あるじ