いよいよ人生初の挑戦の始まりです。
スタートエリアは約5,000人の参加者でごった返しています。ここではエントリー時に自主申告したタイムごと、A〜Kのブロックに分けられており、当然ぼくは一番遅いKからのスタート。スタートの位置を示すアーチははるか遠く、その付近のステージ上でゲストのQちゃんや招待選手の公務員ランナー川内優輝選手がご挨拶されていました。
さすがにちょっと緊張してきた。。。念のためにもう一回厠に行ってひと搾りしてこようかと思ったけど、そうこうしているうちに「スタート1分前です」のアナウンス。行かれんかった、あぁいよいよ始まる。ドキドキする。そしてスタートの号砲!といっても約5,000人のランナーがアーチを通過するまでにおよそ10分ほどかかるのでその間に10kmの部に出走の近江町市場陸上部の仲間が見送ってくれて笑顔で「行ってくっちゃぁ」と富山っぽく出発!
頭の中で「キロ7分キロ7分」を繰り返しながら走るんですが、気が付けば周りにつられて6分30秒で走ってしまう大澤。「ダメダメつぶれっぞ」とつぶやきながらなんとか1km7分をキープ。途中ちょうど同じペースで走るランナーを発見。体型もぼくと同じぐらいで年齢も似たような感じ。ビギナーのぼくが言うのもなんですが綺麗な走り方と言うかちょっとこなれた感じで走るランナーで「よしこのオサーンにつんだって行こう!」と決め、赤いTシャツのオサーンを勝手に大澤のペースランナーになってもらいました。うまい具合にこの赤いオサーンはきちんと1km7分で刻んでくれるので心の中で「オサーンお前と一緒にゴールすっぞ」ってもはやペースランナーどころか親友に格上げですわ。
そして何より心温まる沿道の声援とおもてなしは今思い出しても嬉しかったっす!
じいちゃんばあちゃんが孫と一緒に旗を振ってくれてたり、自分の母親ぐらいのおばちゃんが「ようこそ黒部ぇ〜」って声を張り上げてたり、
中学校の前では吹奏楽部の演奏に合わせて体育会系の部活のヤツらがポンポンを持って踊ってくれてたり
「お前らどんだけ歓迎してくれらんや」ってそろそろ50歳のオサーンは涙もろくいちいちうるっとしながら黒部の良さを感じながら14~15kmまで快走?ちうw
まぁ14kmぐらいまでなら誰でも朝飯前ですわねw
この続きは第7話で…