鹿野酒造

in 酒蔵探訪記

kano
造り酒屋と呼ばれる蔵は、それこそ全国に数え切れないくらいにあり、それぞれにその地ならではの物語とともに親しまれる地酒を造り続けています。鹿野酒造もまた、ここ霊峰白山を望む加賀の地で、文政2年(1819年)に創業。代々地主として、地域の経済はもちろん文化を見守り続けてきた歴史は、そのまま酒造りの歴史とも重なります。

tanbou4_img1

八重菊や酒もほどよし常きげん

「常きげん」の蔵元「鹿野酒造」は霊峰白山を望む加賀の地で、文政2年(1,819年)に創業。蓮如上人に由来する「白水の井戸」を大切に守り続け、仕込み水として使い様々な常きげんブランドを醸しています。
そのなかでも名工農口尚彦が手間ひまをかけ、心を込めてできた山廃仕込のお酒は最高の逸品と言われてます。その濃厚な飲み口と鋭い切れ味は、和食はもちろんフレンチ・イタリアン・中華と幅広いお料理と相性がよく今後世界に通じるお酒です。

tanbou4_img2
tanbou4_img3

現代の名工、農口杜氏が語る山廃(当時)

「山廃仕込」この名前も今では、ずいぶんと知られるようになりましたし、全国いろんなお酒のラベルにも「山廃」の文字を見つけることができます。でも、選りすぐった酵母を操り、天然の乳酸菌を手なずける、その造り方の難しさは、言葉にできないくらいのものがあると言います。
いま、「山廃」のことなら鹿野酒造の農口杜氏に聞け。そんなふうに言われるほどの「現代の名工」にして、「山廃は難しい」としみじみ口にされています。
農口杜氏の語り下しポプラ社出版の「魂の酒」という一冊の中にも、「山廃造りというのは、理論もさることながら、やる人の性格がすぐ出てくる。」「徹底して自分の意志をちゃんと統制できなかったらいい山廃はできません。」といった言葉が出てきます。
そんな山廃へのこだわりを知った誰もが、同じ山廃といっても、一度は農口杜氏の造った山廃を呑みたいものだと思わずにはいられないようです。

tanbou4_img4

「美味しい。」と喜んでもらえることが何より嬉しい

そんな名匠農口杜氏も現在79歳。今年からは名誉杜氏と言う肩書きで後継者の指導に当たると聞いていましたが、これまでとは変わる事なく現場で勢力的に働いていらっしゃいました。優しい笑顔と能登の方言まじりで話すのは、自分の酒を飲んだ人が喜んでくれるのが何よりも励みになると。。。
これからも・・・・・

Comments are closed.

© 2017 酒の大沢酒蔵探訪記 - Powered by Wordpress / Theme: Tabinikki